人事担当者が注視する採用調査とは

企業にとって新卒者の採用はそれなりの面接や研修期間を経ており、ある程度は人物の信用度は見極めています。
ところが少子化に伴い、優秀な人材の中途採用も必要な時代となってきているのです。
現代の日本には終身雇用制度という観念は薄くなってきており、ある程度のスキルを得るとそれに見合う企業に転職する人も増えてきています。
また同様にそういったスキルを持った人を管理職や技術職などの専門職として採用しようとしている企業も多くなってきており、採用調査が重要視。再認識されているのです。

採用する企業ではどういった事に注視しているのでしょう。

当然、提出して貰った履歴書、職務経歴書などに詐称があるかという点は重要になるでしょう。
しかし、こればかりではないのです。

経営者や人事担当者が気にしているのはその人物の経歴や面接では見えてこない隠された実態です。
たとえば借金問題、異性問題、ギャンブル依存症などに関する点です。
これは全く面接などからは見えてきません。
たとえばどんなに企業が希望する人材に近いスキルを持っていた人物であったとしても多額の借金があった場合、不安になるはずです。
その借金が住宅ローンとかであれば問題はないでしょうがサラリーマン金融など消費者金融や信販系カード会社から多額の借金があった場合はその使途に懸念が残ります。
通常、住宅ローンや奨学金などの借金以外は何かの弁済、医療費、プライベートの支出となります。
プライベートの中には異性問題やギャンブルもあります。
借金調査は重要な要点となります。

また人物を見極めるために聞き込みなどを主体とした内偵調査ばかりでなく、尾行、張り込みをする素行調査を実施するケースも少なくありません。
特に管理職、技術責任者などの高額所得採用者についてはこの点も明確にする必要があるのです。

この尾行、張り込みによる素行調査では対象人物の別の一面を探る方法もあります。


借金調査は人物の採用基準になる

ここで皆さんにテスト問題です。

最終選考に残った人物を平日の昼間に「打ち合わせをしたい」と来社して貰いました。
1時間ほどして打ち合わせも終わり、その後を探偵に尾行して貰いました。

①打ち合わせ終了後、現在勤務している会社にまっすぐ戻り、仕事をして退社、自宅にまっすぐ帰宅しました。
②打ち合わせ終了後、昼間から営業している風俗店に行き、2時間ほど過ごし、その後、スナックで飲食し帰宅しました。
③打ち合わせ終了後、パチンコ店にて数時間遊興し帰宅しました。
④打ち合わせ終了後、家族と合流し外食し帰宅しました。

この中でこの素行調査の結果だけで不採用にした人物が1人だけいますが誰だと思いますか?

人事担当者が不採用にした人物は①の人なのです。
②か③と予想した人が多いのではないでしょうか?

どうして①の人なのでしょう。

これは現在勤務している会社に戻り、仕事をしたという点なのです。
一見、仕事熱心と勘違いしそうですがそうではないのです。

一般的に転職し再就職しようとする会社に平日、呼び出された場合、休みを取っておくか、最悪でも早退するのが普通です。
今回は1時間で終わりましたが打ち合わせが何時間かかるかは分かりません。
①の人は現在勤務している会社にはどのように言って打ち合わせに来たのでしょう。
まさかこの会社を辞めるので再就職先の人と会うとは絶対に言いません。
取引先の人と会うとか仕事の振りをして現在の勤務先を出てきたと思われるのです。
この点がこの人物を計る意味で重要な事なのです。
この行為は現在の勤務先に対して裏切る行為で誠意がないという人間性が見えてきます。
採用して転職した新たな会社でもこの様な行為をする可能性の高い人物と判断されるのです。

②③④の人は休みを取っていたのでしょう。
ですから休みの日に転職活動しようが風俗に行こうが飲酒しようがパチンコに興じていたとしても正当なプライベートですので問題がありません。

探偵を使って素行調査することで採用の最終決断できる情報がいろいろと蒐集できるのです。

現代の採用調査では聞き込みを主体とした内偵調査ばかりではなく、併行して素行調査も駆使する方法も選択する経営者や人事担当者が増加してきています。
これは企業として危機管理の一貫でもあるのです。


借金調査で問題を解決