探偵業の実務と経営

小説や映画、そして漫画など探偵は多くの作品に登場します。

「名探偵○○」といえば1つや2つは頭に思い浮かびます。

しかし、探偵に憧れて探偵事務所を開きたくても、実際の探偵はどのような人がどのような事をしているのか、 ご存知の方は少ないと思います。


インターネット上には多くの探偵事務所のホームページがあります。

会社概要などには必ず各都道府県の公安委員会の許可番号が書かれています。

探偵業は公安委員会から許可を得れば、年齢や学歴に関係なく誰でも始めることができます。

無届で始めた場合、6ヶ月以下の懲役か30万円以下の罰金となるので注意が必要です。

また、求人募集などで探偵事務所の社員や調査員になるときは公安委員会の許可は必要ありません。


ただ、実際に実務を行うとなると、危険な状況にも対処できる身体能力や、 尾行時に必要な運転免許、違法行為に踏み出さないように幅広く正しい法律の知識を持っている、といったことが必要になってきます。


探偵業は競争が大変激しく、毎年多くの新規参入がある一方で多くの廃業もあるのが現実です。

大手などではフランチャイズにも乗り出すところがありますが、厳しい経営状況の中少数精鋭で頑張っているところもあります。

探偵業も他の一般企業と同様に、経営を円滑に進めていくためには営業能力も必要です。

仕事の内容的にリピーターやクチコミを期待するのは難しく、 手が空いているときにチラシ配りをしたり、ホームページの集客対策を行うなどの宣伝活動が行われています。


探偵の実際の仕事は相談から始まります。

ここで、クライアントの相談に対し、問題解決のための的確なアドバイスや手段を示して信用が 得られれば調査業務の依頼を受けることが出来ます。

クライアントは、個人もあれば企業の場合もあります。

個人からの依頼は、素行調査、浮気調査、ストーカー調査などがあり、 なかでも浮気調査を依頼する女性が多く、女性専門カウンセラーの在籍する探偵事務所もあります。

そして、蓄積された技術とノウハウ、様々な機器を駆使して調査した結果を報告書にまとめます。

報告書はクライアントが裁判で証拠として使用する場合もあるので、質の高いものが求められます。


探偵事務所を訪れるクライアントは、人生にかかわる大きな悩みを抱えている人もいます。

そのような人を窮地から救い出し、新しい一歩を踏み出す手助けが出来たときの達成感は何物にも代えがたい素晴らしいものだと思います。